概日リズム睡眠障害とは?原因と治し方

概日リズム睡眠障害とは?原因と治し方

概日リズム睡眠障害という言葉をご存知でしょうか。人には生まれながらにして「概日リズム」すなわち体内時計のようなシステムが備わっています。日が昇っているときは何か活動し、日が沈んで暗くなったら寝る。

当たり前のことですが、これは私たちが赤ちゃんだった頃から習慣付けられているお陰で行えているのです。当たり前だったことにも理由があるなんて、驚きですよね。

ですがこの概日リズムが何らかの原因で上手く働かなくなると、中々寝付けなかったり、寝られたとしても1時間おきに起きてしまったりと、睡眠障害を引き起こしてしまいます。

今の世の中、睡眠障害を訴えている人が多くて軽視してしまいがちですが、睡眠障害は決して侮ることはできません。そのまま放置しておくと他の病気を引き起こしたりと、とんでもない事が起こってしまうかもしれません。

この記事では概日リズム睡眠障害の原因とその治し方について解説していきますので、是非参考にしてみてくださいね。

概日リズム睡眠障害の原因とは

概日リズム睡眠障害の原因とは概日リズム睡眠障害とは一体何なのでしょうか。冒頭でも少し解説させて頂きましたが、概日リズムというのは人間における体内時計のようなものです。

この体内時計を構成するのは外気温であったり、日々の習慣であったり、ホルモンのバランスであったりと様々です。

私たち人間は生まれた時には概日リズムが定まっていませんが、赤ちゃんの頃から太陽が出ているときには活動し、日が沈んで暗くなったら眠るということを繰り返し、習慣づけてきました。

その習慣と、光の量や外気温などの要因が今もなお私たちの体の中で時を刻み続けているのです。

また人間にはホルモンを生み出す内分泌腺というものが備わっており、そのうちの一つ「松果体」から放出されるメラトニンホルモンも、人間の概日リズムを保つ役割を担っています。

ちなみにメラトニンホルモンは性機能を正常に保つのにも一役買っています。

それらの様々な要因で構成された概日リズムがうまく機能しなくなることで睡眠不足を引き起こすのですが、それにはどのような原因があるのでしょうか。様々な原因がありますので、詳しく見ていきましょう。

時差などが原因の場合

これは概日リズム睡眠障害の典型的なパターンです。遠方への旅行(海外など飛行機で何時間もかかるところ)に行くと時差ボケが起こるというのはよくある話ですよね。例えば日本から目的地までの時間が12時間だったとしましょう。

そこで体内時計の針は進んでいるのに、昼と夜の逆転が起こってしまうと、概日リズムは混乱してしまい失調をきたします。

その結果なかなか寝付けなかったり、逆に日中に眠たくなったりと、体内時計が狂ってしまい、結果的に睡眠不足などの睡眠障害を引き起こしてしまう訳です。

夜勤などの交代勤務が原因の場合

看護師さんやお医者さん、コンビニの店員など、夜勤がある仕事をしていらっしゃる方によく起こるタイプです。

今まで築き上げてきた概日リズムがあるのに、夜勤があるからと夜中を通して起きてしまい、仕事が終わって日が昇っている日中に寝てしまうことで、概日リズムが失調を起こします。

また仕事ということもあって、一日限りで終わるということもありません。その仕事に就いた後は不規則な生活がずっと続いてしまい、概日リズムのさらなる失調を引き起こします。

ストレスなど内面的な事が原因の場合

ストレスを強く抱えている方や鬱病のある方なども、概日リズム睡眠障害を引き起こしやすいです。

様々な原因が挙げられますが、強いストレスや不安・緊張などに晒されている人は、身体的にはそうでないにしても、24時間中の殆どで交感神経が優位になり、常に活動的な態勢になります。そのため一日中目が覚めたりします。

筋肉が強張って肩こりを引き起こしたりするのも同じ理由です。

概日リズム睡眠障害によって引き起こされる合併症

概日リズム睡眠障害によって引き起こされる合併症冒頭でもお話ししましたが、睡眠障害を訴えている人があまりにも多いこの世の中で、ついつい誰にでもあると軽視してしまいがちです。何せ仕事で周りも自分もみんな眠れていないけれど、それでも仕事は出来ている。

じゃあもっと限界まで仕事をして、業績アップを目指そう、だなんてことになっていませんか?

しかしそれは危険です。何故なら不眠などの睡眠障害はれっきとした病気だからです。そのまま放置しておくと、とんでもない病気を引き起こすかもしれませんので、きちんとした対処が必要です。

この項目では概日リズム睡眠障害への対策を見る前に、そのまま放置した場合にどのような問題が起きるのかについて先に詳しく説明していきたいと思います。

引き起こされる合併症

まずは循環器・消化器系疾患。循環器というのは心臓、消火器というのは胃や腸のことを言います。

概日リズムの崩壊によって睡眠障害が引き起こされるのはご理解頂けたかと思いますが、それが原因で最初に引き起こされるのはホルモンバランスの異常や神経系の異常です。

自律神経という言葉を聞いたことがあると思いますが、ホルモンや自律神経は体の至る所が正常に働くように調整している大事なところです。

ですが正常に働かなくなってしまうと、それらによって制御されていた心臓や胃腸も不調をきたします。心不全や高血圧、不整脈、腹痛や下痢、逆流性食道炎等々、大きな病気から身近に起こる病気まで、さまざまなものが併発されるのです。

概日リズム睡眠障害の治し方

概日リズム睡眠障害の治し方概日リズム睡眠障害の原因、そしてそれによって引き起こされる合併症について理解できましたでしょうか。決して無視できないし、とても恐ろしい事になります。

睡眠障害だけに留まっていれば…なんて思った時には、重篤な合併症になっていたなんてことも起こりえます。病気になるとお金もかかりますし、もし入院になったりしたら家族や友人などにも迷惑をかけることになります。

そして何より自分が死んでしまうかもしれないと思うと、絶対に避けたいですよね。

それでは最後に、概日リズム睡眠障害が起こってしまった場合の治し方について、詳しく見ていきましょう。一つ目の項目でご紹介した睡眠障害のタイプごとに解説していきますので、是非ご自分に合った方法を探してみてくださいね。

時差などが原因の場合

旅行などによる時差ぼけが原因で発生するタイプでしたね。時差ぼけというのは、逆に言えば概日リズムがある限りは避けて通れない道です。

その為、日本にいる段階から現地の生活リズムに合わせておく等、工夫が必要です。予め現地に適正な概日リズムを作っておくという訳ですね。

それでも現地に着いた時に必ず時差ぼけは起こるので、眠たくないから起きておくなんてことはやめて、現地が夜なら眠たくなくても眠る等、徐々に現地の生活リズムに慣れていきましょう。

夜勤などの交代勤務が原因の場合

一番確実な方法は、夜勤のある仕事を避ける事なのですが、それが出来ないことも多いですよね。こういう場合、ある程度の概日リズムの崩壊は避けられません。

夜勤で起きていない行けないときは、あえて概日リズムを崩すために夜に強い光を浴びたり、勤務終了後はサングラスをかけて疑似的な夜を作りながら帰り、帰宅したら速やかに寝るなどの、夜勤の為の概日リズム形成を行うようにしましょう。

ストレスなど内面的な事が原因の場合

ストレスというのは厄介で、自分で気を付けられるものもあれば、そうでないものもあります。人間関係や金銭面、職場環境等々、この日本社会において、ありとあらゆることがストレスの原因となりえます。

人によって原因が異なるので、もしも解決することが難しい場合は、心療内科の医師に相談するなどして解決していきましょう。

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